本切羽

本切羽

『切羽』
ジャケットの袖口のボタンのこと。
かつ、穴が開いていてボタンを外すことができるものを、本切羽と言う。
本物の切羽ということ。

以下、男の服装術(落合正勝著)より

いちばん奥の、4個めのボタンホールは、英国やイタリアのクラシックスタイルのスーツでは伝統的に穴をふさいでおく。
西洋では上質なスーツやジャケットは子供にプレゼントすることを前提とする。
仮に子供が自分より手が長くなり、袖口を出す必要があったとき、袖口を出した後、いちばん奥の4個めのボタンを取り外し、袖口の1個めのボタンの穴が塞がっていて、糸かがりだけであれば、簡単に跡を消すことができるからだ(糸かがりだけであれば、糸を抜けば跡は残らないが、穴を開けると跡が残るためである)。
1個めの袖口の穴は新たに開ければ済む。

袖口にボタンがつけられたのは、ナポレオンの軍隊がロシアに侵攻したとき、兵隊たちの多くが、あまりの寒さに鼻水をしきりに袖先で拭ったので、それを止めさせるためという説が残るが定かでない。

本切羽の4個めのボタンの話はいい。
服を息子に引き継ぐ。
僕も中学~高校時代は、父親の服を貰ってよく着てたっけ。
(上にあるような上質なものではなく、服を買うお金がなくて父親のお古を着ていたというのが実情だけど。。。)
型が古いものは業者にリフォームして貰ったりもしてた。

さてさて、本切羽だけど、
切羽のボタンは通常3~4つ。
僕は遊びで一箇所ステッチの色を変える。
本切羽

ボタンを1つか2つ”わざと”外すことが多い。
ちょっとした洒落っ気かな。
本切羽

で、落合氏が述べている通り、4つ目のボタンは穴が開いておらず、ダミーでステッチが入ってる。
本切羽

これが正しい切羽の使い方。(OCEANS 2007/10月号より)
本切羽

この記事をご覧の方は、これらの記事もご覧頂いているようです